地元で働きたい人に最適なキャリアプラン

キャリアアップ志向が強くなっているのが看護業界の実情ではあるものの、その中でも地元の小さな病院で働きたいと考えるナースも少なくありません。

しかし実際には、最初から地元の病院を選んで就職してしまい、激務に悩まされてしまう人が多くいます。地方によっては人材不足がひどく、現場に来た人材ならすぐにでも戦力となって欲しいという事情が切実になっているケースもよくあるからです。
結果として教育制度がしっかりとしていなくて、十分な教育を受けられないままほとんど一人前だという判断を下されて仕事を任されることになります。それが重荷になって苦労してしまうナースは多いのです。

この対策として考えておくと良いのが、大病院にまず就職してから転職で地元に戻るという方法です。大病院では、先輩につきっきりで基本から教えてもらう教育制度を導入している病院が多く、人材が十分にいるからこそゆっくりと確実にスキルを身につける期間を得られます。大病院であれば大抵は数カ月から一年程度の教育期間を与えられており、その期間に広く深く看護を実践的に学ぶことができます。

まずは大病院で二年目や三年目に突入して転職を考えると決め、ちょうど良い頃に地元に戻って小さな病院で働くというキャリアパスを描くのが賢明でしょう。大病院での経験を持っていることは、これから転職活動をする上での大きな武器にもなります。
そのため、「地元で働きたい」というナースにぜひオススメしたいキャリア形成法だといえます。